この階段、誰かが先に上り始めた気がする
階段の手すり
冷たく滑らかな木肌に、誰かの指の跡がついていた。上がるたびに、汗ばんだ手の跡が増えていく。上がれば上がるほど、新緑の匂いが濃くなる。
空の色
10時を過ぎた空は、まだ青いけれど、どこか白みがかっていた。雲ひとつないわけじゃない。でも、その雲が「今にも雨が降るかも」と思わせる色をしていた。
バレルサウナの扉
鉄の扉は、触ると「ピン」と音がした。誰かが勢いよく開けて、中から湯気が噴き出した。その湯気が、玄関ホールの冷たい空気とぶつかって、一瞬だけ白い雲みたいになった。
草津ナウリゾートホテルのエントランスマット
幅広のマットは、誰の足跡も消さなかった。むしろ、靴底の泥が模様みたいに残っていた。その模様を、誰かが「これは地図だ」と冗談を言った。
隣のテーブルのフォーク
フォークが落ちた音。それだけで、全員の視線が集まった。誰かが「え、今!?」と叫んだ。でも、その音が「この旅の始まり」だったのかもしれない。
もしもこれらのものが話せたら
「あの日の朝、階段の手すりは、私たちが汗をかくたびに、新しい指の跡を刻んでいった。誰かが先に上り始めて、他の誰かが追いかける。その繰り返しが、私たちのリズムになった。
バレルサウナの扉は、私たちが勢いよく開け閉めするたびに、鉄の音で「まだまだ行けるぞ」と合図していた。草津ナウリゾートホテルのエントランスマットは、靴底の泥をそのまま残すことで、『ここから先は、計画なんていらない』と教えてくれていた。
そして何より、隣のテーブルのフォークが落ちた音。あれは偶然じゃない。誰かがフォークを落とした瞬間、私たちは全員、同じ方向を見た。その瞬間、私たちは『友達』じゃなくて、『一緒にいることが楽しい』ってことを、改めて実感したんだ。」
隣のテーブルでフォークが落ちた音がした瞬間、時間が止まったみたいだった。
- 5月の草津温泉で、バラの花を見つけるなら「草津高原」の散策路。開花時期は例年GW前後だが、その年によって1週間ずれることも。現地の人に「今年はまだ?」って聞いてみると、意外な発見があるかも。
- 草津ナウリゾートホテルで、友達とのバカンスを最大限に楽しむなら「朝食の和洋中ビュッフェ」を狙うこと。特に、地元群馬の山菜料理は朝一番に並ばないと、なくなっちゃうから要注意。