THE BASICS FUKUOKA

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3 客層
Modern hotel bathroom with a freestanding white bathtub and gold fixtures.

ホテル情報

  • 📍 住所 日本、〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目14−1 THE BASICS FUKUOKA 1F
  • 📞 電話 +81 92-412-1234
  • 評価 ★★★★☆ 4.2 (1176件のレビュー) · 出典:Google ↗

泊の記事

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1月 couple U
13

古書の匂いと、君の冷たい指先

濃紺色の布張りハードカバー。ロビーの、天井まで届く巨大な書架の隅から、君がそっと引き抜いた一冊。指先に触れる布の表面は、長い年月を経てわずかに毛羽立っていて、どこか使い古された毛布のような、乾いた温もりがしていた。ページをめくると、古い紙特…

1月 family U
30

靴下の先が少し冷たい、そんな朝の記憶

1. 重いハードカバーが、厚いカーペットに落ちた鈍い音。ロビーの高さ8メートルの書架を見上げていた末っ子が、自分の背丈よりも大きな本を滑らせた。インクと古紙が混ざり合った静謐な香りが漂う中、その音は冬の土の下で種がパチンと割れた瞬間のようだ…

2月 friends U
41

ページをめくる音が、僕らには少しだけ大きすぎた

2月の博多は、肌を刺すような冷気に包まれていた。JR博多駅からホテルへ向かう道すがら、アスファルトを叩くスーツケースの乾いた音が、僕らの不協和音のように響く。「ねえ、結局誰が予約したんだっけ?」というくだらない言い争いと笑い声が、白い吐息と…

3月 couple U
23

肩と肩の距離を測っていた、ある午後のこと

重厚な扉を開けた瞬間、まず届いたのは、冬の名残を孕んだ冷ややかな空気と、古書と上質なレザーが混じり合った深い香りだった。視線を上げると、そこには42メートルという途方もない高さの吹き抜けが口を開けている。壁一面を埋め尽くす5000冊の書架。…

4月 family U
23

靴底に張り付いた桜の花びらと、静かな午後

靴の底に、薄桃色の小さな花びらがぴたりと張り付いている。それに気づいたのは、博多駅からの道を歩き始めて数分経った頃だった。4月の福岡を吹き抜ける風は、まだ少しだけ冬の名残を孕んで肌寒いけれど、そこには春の訪れを告げる新しい季節の匂いが濃密に…

4月 friends U
32

誰のせいか分からないまま笑い合った、あの角を曲がったところ

博多駅の改札を抜けた瞬間、耳に飛び込んできたのは、あまりに鋭い電子音と、行き交う人々のせわしない足音だった。4月の博多は、新しい生活への期待と、どこか落ち着かない焦燥感が混ざり合った、独特の温度を持っている。駅構内に漂う香ばしいコーヒーの香…

7月 couple U
28

氷が溶ける音と、言い出せなかった言葉

博多駅の喧騒を抜け、熱を帯びたアスファルトを七分ほど歩いたとき、肌にまとわりつく七月の湿度が不意に切り替わる瞬間がある。THE BASICS FUKUOKAの回転ドアをくぐった瞬間、肺の奥まで届く冷ややかな空気と、古い紙が幾重にも重なり合っ…

7月 family U
30

小さな手が、不意に握りしめられた温度

冷房の効いたロビーに足を踏み入れた瞬間、肌にまとわりついていた福岡のねっとりとした湿気が、ふっと剥がれ落ちる感覚があった。ふわりと漂う古い紙とインクの香りに誘われ、下を向いていた次男が、ふと顔を上げたまま固まっている。視線の先には、天井まで…

7月 friends U
24

帯が緩んだ瞬間に、みんなが笑った

浴衣の帯が、歩くたびに緩やかにずれていく。首筋に触れる麻の生地が少しチクチクとして、誰が一番「伝統的に」着こなせているか賭けていたけれど、結果的に全員が不格好だった。最後には、誰が一番帯を緩めたかを競い合うという、およそ風情とは程遠い状況に…

9月 friends U
38

午前2時のコンビニ袋が、一番いい音を立てていた

指先に触れるカードキーの冷たいプラスチックの質感。それをドアに近づけたとき、カチリという小さな音が、ようやく一日の終わりを告げた気がした。九月の福岡は、夜の空気にしっとりとした湿り気が残り、肌にまとわりつく。放生会の露店を歩き回り、人混みの…

10月 couple U
12

本棚の陰で、指先が触れた温度

君がそう言って、ゆっくりと視線を上げた。42メートルもの吹き抜けに、壁一面を埋め尽くした巨大な書架。古い紙の香りと、静謐な空気が混ざり合う空間で、視線が上に行くほど自分が小さくなっていく感覚がある。…

11月 family U
22

小さな指先が、分厚い本のページをめくる音

11月の博多は、頬をなでる空気がしっとりと湿り、冬の訪れを予感させるひんやりとした温度に包まれていた。JR博多駅からホテルへと向かうわずか7分間の道のり。アスファルトを叩くスーツケースの規則的な金属音に、子供たちの弾むような足音が重なり、心…