GRAN PALETTE HAKODATE(グランパレット函館)

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3 客層
Modern hotel bedroom with king bed, dark headboard, and patterned rug

ホテル情報

泊の記事

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1月 family U
21

濡れた靴下の感触と、温かいスープの湯気

1. 「見て!サウナが大きな木のたまごみたい!」と弾ける次男の声。バレルサウナを満たす濃厚な杉の香りと、白く舞う熱い蒸気が視界をぼんやりと遮る。それは凍てついた土の下でじっと春を待つ種が、内側から熱を持って膨らむような心地よさ。外の刺すよう…

1月 friends U
31

冷たい指先が、温かいマグカップに触れた瞬間

ロビーに足を踏み入れた瞬間、外の刺すような冷気がコートから剥がれ落ち、湿ったウールの匂いがふわりと広がった。誰が予約したのかさえ曖昧なまま、私たちは大きなスーツケースを床に転がし、その鈍い音に合わせるように笑い合っていた。指先は感覚を失い、…

4月 family U
20

白いシーツの上に、一枚の桜が落ちていた

指先に触れる空気はまだ鋭く、4月の函館は冬の名残を深く抱きしめている。朝7時、GRAN PALETTE HAKODATEの窓をそっと開けたとき、目に飛び込んできたのは、洗いたての白いシャツに淡い水彩絵の具を落としたような、透き通った青色の街…

4月 friends U
46

冷たい指先と、誰かの笑い声の温度

5年後の私たちへ。肺の奥まで冷たくなるような函館の空気と、誰が言い出したか分からないくだらない賭けのことを、まだ覚えているだろうか。きっと半分は忘れているけれど、この記録だけは残しておく。静寂を求める頃のあなたへ。…

5月 couple U
38

ぬるくなった紅茶と、言い出せなかったこと

指先に触れる空気は、まだ少しだけ鋭い。5月の函館、気温は13度。グランパレット函館 / GRAN PALETTE HAKODATEを出て金森赤レンガ倉庫へ向かう12分間の道のりは、私たちにとって、互いの歩幅を確認し合うための静かな儀式のよう…

6月 friends U
42

濡れたスニーカーがカーペットに吸い込まれる音

ロビーに足を踏み入れた瞬間、湿った傘から滴る水滴が、磨き上げられた床に不規則な点描を描いていた。六月の函館は、空気そのものが濃い水分を孕み、肌にまとわりつく重い湿度がある。誰が予約したのかさえ曖昧なまま、私たちは四つの大きなスーツケースを不…

8月 couple U
20

氷が溶ける音だけが、部屋に満ちていた

この部屋を予約するかどうか、まだ迷っているあなたへ。もしかしたら今の二人は、心地よい距離感を探して、少しだけ緊張しているのかもしれません。それでも、もし「正解」ではなく「心地よさ」を求めているのなら、ぜひここへ。夏の函館の柔らかな風が、不器…

8月 family U
19

浴衣の裾が、小さな足にまとわりつく

8月の函館ベイエリア。湿り気を帯びた海風が、温かいヴェールのように肌にぴたっと張り付く。金森赤レンガ倉庫へと続く石畳の道すがら、次男が不意に「海がにおうね」と呟いた。その幼い声が、夏の午後の光の中に溶けていく。サンダルの底が熱いアスファルト…

9月 couple U
47

窓の外の潮風が、静かに途切れた夜

カーテンの隙間から差し込んだ月光が、枕元で静かに揺れていた。…

10月 friends U
19

争うのをやめたとき、光の角度が変わった

首筋を刺す十月の風は、予想以上に鋭かった。「十分で着く」という根拠のない賭けに負け、結局二十分かけて辿り着いた。重いドアを開けた瞬間、ロビーの温かな空気が肺いっぱいに流れ込み、凍えていた指先がゆっくりとほどけていく。チェックインカウンターに…

11月 family U
27

窓の結露に描いた、小さな丸い円

指先で触れた窓ガラスが、驚くほど冷たい。吐いた息が白く濁り、そこに次男が小さな丸い円を描いた。外は十一月の函館。空気が鋭く、肺の奥まで洗われるような冷たさがある。私たちはそんな寒さを避けるようにして、グランパレット函館の部屋に滑り込んだ。子…

12月 couple U
39

冷たい指先が、ゆっくりとほどけていく時間

12月の予定を決めかねているあなたへ。どこへ行くかということよりも、誰と、どんな温度の時間を共有したいか。そんなことを考えていたとき、ふとこの場所が浮かびました。正解なんてどこにもないけれど、たぶん、ここなら心地いいはず。ただ、隣に誰かがい…