プレミアホテル キャビンプレジデント函館

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Exterior view of Premier Hotel Cabin President with surrounding landscaping and street.

ホテル情報

泊の記事

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1月 family U
43

冷たい指先が、ゆっくり解けていく時間

靴の底から溶け出した雪が、ロビーの絨毯に小さな染みを作っている。外は刺すような寒さで、長男はマフラーを巻くのを嫌がったけれど、駅に着く頃には小刻みに震えていた。「あったかーい!」と歓声を上げた次男が、ホテルのバスローブをマントのように羽織っ…

4月 couple U
15

肩と肩の間に、ちょうどいい隙間があった

この部屋を予約しようか迷っているあなたへ。あるいは、誰かと一緒にどこかへ行きたいけれど、何を期待していいのか分からなくなっているあなたへ。正解なんてないのかもしれません。けれど、ただ心地よい温度だけを探しに行く旅に出るのは、きっと人生にとっ…

4月 family U
16

子供の手が、春風より少しだけ冷たかった

4月の函館。駅に降り立った瞬間、頬を撫でた風はまだ冬の名残を抱えていて、少しだけ鋭い。子供たちが着込んでいたコートの袖口から、小さな指先が覗いている。その手を握ったとき、春の陽気よりもずっと冷たい温度に気づいて、私はあわてて自分のポケットに…

4月 friends U
42

午前2時のコンビニ袋と、ほどけた沈黙

4月の函館の風は、まだ濡れたタオルのように冷たく、しつこく肌にまとわりついてくる。桜の開花予想を信じて早まった旅だったのかもしれない。期待していた満開の景色ではなく、まだ固い蕾を抱えた枝先と、時折混じる冷たい雨が、私たちの期待を静かに削り取…

8月 couple U
27

冷房の風に、祭りの匂いが混ざった夜

うちわ。指先にわずかに刺さるような、竹の骨組みの粗い質感。表面の和紙には、屋台から漂う濃いソースの香りと、函館の港を吹き抜ける潮風の匂いが、薄く、けれど消えない記憶のように染み付いている。それを、プレミアホテル キャビンプレジデント函館のサ…

8月 family U
25

潮の香りと、小さな足音が重なる夜

早朝の函館朝市に響き渡る、威勢の良い掛け声と、次男が上げた「あのお魚、化け物みたいに大きい!」という無邪気な叫び声。潮の香りと共に押し寄せる街の体温に包まれながら、目の前で跳ねる魚の銀色の輝きに目を奪われる。プレミアホテル キャビンプレジデ…

8月 friends U
26

グラスの氷が溶けて、街が光り始めた

函館駅のホームに降り立った瞬間、肺の奥まで入り込む重たい湿気に、旅の始まりを告げられた。八月の函館は、空気が水分をたっぷりと含んでいて、まるで濡れた綿を全身に被っているような、もどかしい感覚がある。誰のスーツケースが一番うるさい車輪の音を立…

9月 family U
22

パジャマの裾を引っぱられた、静かな朝の記憶

9月の函館は、空気が驚くほど透き通り、深く吸い込むたびに肺の奥まで冷たく澄み渡る。JR函館駅に降り立ち、重いスーツケースがアスファルトを叩く不規則なリズムに急かされながら歩き始めてわずか1分。プレミアホテル キャビンプレジデント函館の重厚な…

10月 friends U
26

午後七時、街の輪郭が溶け出した瞬間

10月の函館駅。指先に触れるスーツケースのハンドルは、予想以上に冷たく、金属の硬い感触が冬の訪れを告げていた。誰が予約を確認しているのか、誰が地図を持っているのか。そんなことはどうでもいいほどの喧騒の中、3人の笑い声がコンコースに弾け、潮の…

11月 couple U
13

薄明かりの中、肩と肩の距離が近づくとき

もし、今のあなたが予約ボタンを押すのをためらっているなら。11月の函館は、想像以上に冷たくて、だからこそ誰かの体温が心地いい季節です。正解を求める旅ではなく、ただ隣にいる誰かと、静かな時間を分かち合いたいと思うあなたへ。この手紙を届けます。…

12月 couple U
30

グラスの結露が指先に触れる温度

北海道産ワインのグラス。指先に触れるガラスの表面は、芯まで冷たく、わずかに湿っている。結露した水滴がゆっくりと透明な筋を描いて流れ落ち、ダークウッドのテーブルに小さな円い跡を残していく。グラスの中では、熟成した琥珀色の液体が外の街灯の光を吸…

12月 friends U
21

カーテンの隙間から漏れていた、青い夜の温度

(Aの記憶) 函館駅に降り立った瞬間、肺の奥まで凍りつくような鋭い冷気が押し寄せてきた。コートの襟を顎まで引き上げ、震える指先で予約画面を何度も更新する。予定通りに進まないもどかしさと、冷たい風に煽られる焦燥感が心の中で渦巻いていた。けれど…