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靴下の底が焦げるまで

靴下の底が焦げるまで

到着は大惨事に見えたけれど

akhirnya、JR長野原草津口駅で3人分の荷物を並べたとき、誰が部屋を予約したのか思い出せなかった。Aさんは「絶対お前だろ」と言いながらGoogle Mapを開き、うり房旅館までの道のりを確認した。25分という表示を睨みつけながら、Bさんが呟いた。「歩くのか?この寒さで?」

結果、我々は迷った。看板のない細い路地を曲がり、雪に覆われた庭の向こうに和風の建物が見えたとき、誰もが「これか?」と首を傾げた。受付で名乗った瞬間、スタッフが「お待ちしておりました」と言ったのを聞いて、はじめて「本当に来たんだな」と思った。

---湯気の向こうの声

4つ、この旅が教えてくれたこと

1. 「貸切風呂」は予約不要という事実
うり房旅館の貸切風呂は、時間制限なくいつでも入れる。我々は3日目の朝6時に「誰もいないだろう」と思って行ったら、既に誰かが使っていた。でもそれが良かった。湯気で顔が見えなくなるほどの暗闇で、忽然Bさんが「お前ら、今年一番の馬鹿だった?」と聞いてきた。

2. 靴下は燃える素材でできている
草津温泉のかけ流しは熱い。本当に熱い。10分で靴下の底が焦げる感覚は、想像以上だった。Aさんは「靴下を脱げ!」と叫んだが、既に遅かった。その夜、部屋で靴下を乾かす我々の様子は、滑稽というよりも芸術的だった。

3. 湯畑までの5分は永遠の散歩
湯畑までは5分。でもその5分は、時間がとてもゆっくりと流れる。足下の雪が靴底にくっつく感触、暗闇に浮かぶ湯気の帯、時折聞こえる誰かの咳。我々は「この道、一生覚えてるだろうな」と話していたが、実際は3分で忘れていた。

4. 朝食は作務衣が似合わないという事実
食堂の朝食は和食だった。我々は作務衣を着せられたが、Bさんは「これ、俺のサイズじゃねえ」と文句を言った。でも食べ始めたら、作務衣の袖が食べにくいのに気づいた。結局、みんな普通の服で食べた。それだけの話。


予定にはなかった最高の瞬間

12月24日の夜、草津温泉のイルミネーションが点灯した。ホテル近くの湯畑周辺は、青と白の光で包まれていた。我々は「寒いからすぐ戻ろう」と思っていたのに、気がつけば2時間も外にいた。

温泉の熱気が体から抜けきらないうちに外に出ると、空気が凍りそうなほど冷たい。でもその寒さが、イルミネーションの光をよりくっきりと見せた。Aさんが「これ、クリスマスっぽくない」と言ったら、Bさんが「クリスマスってなんだよ」と返した。

結局、誰もクリスマスだと思っていなかった。でもそれが良かった。誰かが「大晦日までにもう一度来ようか」と言ったとき、我々は全員「うん」と答えた。


靴下の底が焦げるまで、この旅は続いていた。
  • 12月24日前後の草津温泉イルミネーションは、例年18時から22時頃まで開催。湯畑周辺が特に美しい。
  • うり房旅館から湯畑までは徒歩5分。夜景と温泉の組み合わせで、写真映えは保証付き。
  • JR長野原草津口駅からはタクシーで5分、または徒歩25分。荷物が多い場合はタクシーがおすすめ。