THE BLOSSOM KUMAMOTO
ホテル情報
- 住所 日本、〒860-0047 熊本県熊本市西区春日3丁目15−15番26号
- 電話 +81 96-327-8763
- 評価 · 出典:Google ↗



泊の記事
指先から冷たさが消えるまでの時間
「本当だ。でも、あの灯籠、なんだか懐かしい色してる」 JR熊本駅を出てすぐ、鋭い冬の風が頬を叩いた。私たちはどちらからともなく肩を寄せ合い、THE BLOSSOM KUMAMOTOの入り口へ。自動ドアが開いた瞬間、外の喧騒がふっと消え、代わ…
冷たい指先と、笑いすぎた夜の静寂
180cm幅のキングベッド:指先に触れるリネンのひんやりとした感触と、洗いたての石鹸が混ざり合う清潔な香り。ここが、誰が真ん中で寝るかという、大の大人が本気で争った泥沼の領土争いの戦場になったことを、この真っ白なシーツはすべて覚えている。「…
ロビーの灯りと、誰かの笑い声だけが残った夜
5年後の私たちへ。熊本駅に降り立った時の、頬を刺す冷たい風を覚えてる?予定を捨てて歩き出した瞬間の、心細くて、でも最高に自由だったあの感覚。今のあなたたちは正解ばかりを探す大人かもしれないけれど、あの時の私たちは、ただ一緒に迷っているだけで…
靴下の片方が、ベッドの下で丸まっていた
指先に伝わる、淹れたてのコーヒーカップの心地よい熱。それから、子供が不意にこぼしたオレンジジュースがテーブルに描いた、小さな地図のような鮮やかな染み。THE BLOSSOM KUMAMOTOのレストラン「千山万水」の朝は、旅への期待と心地よ…
指先が触れた瞬間の、あの不器用な温度
アスファルトに打ち付けられるスーツケースのキャスターが、硬く乾いた音を立てていた。五月の熊本駅前は、ゴールデンウィークの熱気と、どこか湿り気を帯びた風が混ざり合い、落ち着かないリズムで脈打っている。君がふと僕の袖を引いて、「あそこかな」と指…
浴衣の袖が触れる距離で、呼吸を合わせて
指先にまとわりつくような、七月の重い湿気。熊本駅に降り立った瞬間、肺の奥まで熱い空気が流れ込み、世界が白く霞んで見えた。隣を歩く君の肩が、暑さのせいか、それとも心地よい緊張のせいか、ときどきかすかに触れる。私たちはどちらからともなく、駅に隣…
小さな手が離れたあとの、お湯の温度
7月の熊本。駅の改札を出た瞬間、まとわりつくような湿った空気が肌に張り付いた。アスファルトからは陽炎がゆらゆらと立ち上り、歩道を進むたびに靴底がわずかに熱を帯びるのがわかる。長男は「僕が全部運ぶよ!」と意気込んで小さなスーツケースを引いてい…
廊下の角で、ふいに指先が触れたとき
9月の熊本駅に降り立った瞬間、まず感じたのは空気の重さだった。湿り気を帯びた風が、薄いシャツの襟元にねっとりとまとわりつく。不快ではないけれど、どこか逃げ場のない、密やかな圧迫感。そこからTHE BLOSSOM KUMAMOTOへと歩くわず…
温かいタオルの匂いと、誰かの笑い声
9月の熊本は、夏の終わりの湿り気が肌にまとわりつき、街全体が熱を帯びていた。JR熊本駅に降り立った瞬間、耳に飛び込んできたのは、行き交う人々の話し声と電車の鋭いブレーキ音が混ざり合った、少し騒がしい都市の呼吸。アスファルトから立ち上る熱気と…
温かいタオルの匂いと、小さな手のひら
12月の熊本駅前。刺すような冷たい風が頬を叩き、吐く息が白く染まる。THE BLOSSOM KUMAMOTOの重厚な扉を開けた瞬間、外の喧騒が消え、温かな静寂に包まれた。次男が「あ!光ってる!」と歓声を上げ、ロビーに並ぶ山鹿灯籠へと駆け出す…