斑鳩巢行旅

12 件の記事
1 言語
10
3 客層

ホテル情報

  • 📍 住所 404台灣臺中市北區錦祥里雙十路二段92號8樓
  • 📞 電話 +886 958 294 371
  • 評価 ★★★☆☆ 2.5 (21件のレビュー)

泊の記事

familyfriendscouple
1月 family U
14

08:00、窓辺の湯気と左右違う靴下

指先に触れるドアノブの冷たさに、1月が訪れたことを肌で思い出す。カーテンの隙間から差し込む台中の朝日は、冬特有の白く鋭い光を帯びていて、部屋の中の埃さえも静かに照らしていた。そんな静寂を切り裂くように、次男が「右足は青、左足は赤がいい!」と…

2月 friends U
14

「地図が逆だった」という最高の言い訳

「ねえ、本当にこっちで合ってる?もう三回も同じコンビニを通り過ぎた気がするんだけど!」…

3月 couple U
14

ほどけない緊張と、ロビーに溶ける静寂

斑鳩巢行旅のロビーに足を踏み入れたとき、まず指先に触れたのは、チェックインカウンターの冷たい金属の質感だった。三月の台中の午後は、光が鋭く斜めに差し込み、磨き上げられた床に長い影を落としている。ロビーに漂うかすかなアロマの香りが、旅の高揚感…

4月 friends U
14

真夜中の空腹は、誰の気まぐれだったか

結露して指先に張り付く、冷たいお茶のペットボトルのひやりとした感触から、すべては始まった。台中の四月は、空気がちょうどよく、肌を撫でる風は誰かの優しい指先の温度をしていた。国立台湾美術館で描いた「完璧な鑑賞ルート」を半分も消化できぬまま、私…

5月 family U
26

湿った風と、好奇心に導かれる迷宮

5月の台中。空気は重く、肌にまとわりつくような濃密な湿り気を帯びている。アスファルトから立ち上がる陽炎のような熱気と、遠くの空で低く、けれど確実に鳴り響く雷鳴。それは、激しい雨が降り出す直前の、世界が一度深く息を止めているような、張り詰めた…

6月 couple U
29

喧騒の残響と、ぎこちない距離感

6月の台中の空気は、湿った熱を帯びて肌にまとわりつく。卒業という人生の大きな区切りを前にした私たちは、期待よりも正体不明の不安という名の重荷を肩に背負ったまま、斑鳩巢行旅のロビーに足を踏み入れた。外の熱気が、冷房の鋭い風に切り裂かれる。その…

6月 family U
14

記憶の断片を紡ぐ、台中での五つの調べ

パタパタと、小さな裸足が冷たいタイルを叩く軽快な音。斑鳩巢行旅の8階に足を踏み入れたとき、次男が濡れたサンダルで床に小さな足跡をつけた。その水たまりが空調の涼風にさらわれてゆっくりと消えていくのを眺めながら、私はふと感じた。この賑やかな足音…

7月 friends U
32

陽炎に溶ける、不揃いな足取り

駅のホームに降り立った瞬間、肺の奥まで熱い空気が流れ込んできた。七月の台中は、太陽が白すぎて視界の端が滲む。アスファルトからは陽炎がゆらゆらと立ち上がり、誰かが持っていたプラスチックカップの中の氷が、カチリと乾いた音を立てて崩れた。その小さ…

9月 family U
26

旅の記憶を綴る、五つの心地よい音

1. カードキーがドアに触れる「ピッ」という乾いた音。パパとママが同時に深くため息をついた。それは、子供たちを連れての移動という激しい戦いが終わり、ようやく「斑鳩巢行旅」という名の聖域に辿り着いた合図だった。隣で下の子が、自分のおもちゃの鍵…

11月 couple U
14

階着時小静寂

エレベーターのボタンに触れた瞬間、指先に伝わった金属の冷たさが、今の僕たちの間に流れる、どこかぎこちない距離感に似ている気がした。ゆっくりと上昇していく感覚とともに、耳の奥で小さく圧力が変わる音がして、8階に到着したとき、扉が開いた先に広が…

11月 friends U
29

迷宮への招待状と、冷たい手すり

駅のホームにある金属製の手すりが、指先に張り付くほど冷たかった。11月の台中。湿度が低くなり、空気がどこか乾いた古い紙のような質感を持っている。私たちは、誰が一番先に道に迷うかに、密かに賭けていた。リーダーを自称するAが、自信満々にスマート…

12月 couple U
26

指先に残る、不完全な温もり

白い陶器のティーカップ。指先でなぞると、滑らかな表面にわずかな凹凸があり、縁の方にはほんの小さな欠けがひとつ。誰がいつ付けたものかはわからないけれど、その不完全さが、かえって手のひらにしっくりと馴染む。中に入ったお茶からは、細い白い煙がゆら…