アンドコンフィホテル熊本城ビュー

10 件の記事
1 言語
8
3 客層

ホテル情報

  • 📍 住所 日本、〒860-0846 熊本県熊本市中央区城東町5−3
  • 📞 電話 +81 96-311-7070
  • 評価 ★★★★★ 4.5 (490件のレビュー) · 出典:Google ↗

泊の記事

familyfriendscouple
1月 family U
23

味噌汁の湯気の向こうに、小さな手が伸びていた

立ち上る味噌汁の白い湯気が、眼鏡を薄く曇らせる。出汁の芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、冬の朝の冷え込みで強張っていた身体がゆっくりと解けていく。その向こうで、上の子が「ご飯、もう一回おかわりしていい?」と、まだ眠そうな顔で言い張っている。隣では…

1月 friends U
21

瞼の裏に、まだお城の光が残っていた

指先が白くなるほどの冷気が、厚手のコートの隙間から容赦なく入り込んでくる。一月の熊本の夜は、空気が薄いガラス板のように鋭く、呼吸をするたびに肺の奥がちりりと鳴るような感覚があった。初詣の帰り道、私たちは誰がコンビニに買い出しに行くかで、十分…

2月 couple U
13

朝の光の中で、肩と肩の距離を測っていた

予約ボタンを押すのを迷っているあなたへ。行き先を決めることより、空気が冷たくなった時に誰の隣にいたいか。そんな単純なことが、一番難しいのかもしれない。もし、今の二人が少しだけ不器用なリズムで歩いているのなら、この場所がちょうどいいかもしれま…

4月 family U
26

靴の底に、小さな春が張り付いていた

ホテルのロビーに足を踏み入れた瞬間、鼻先をかすめたのは、丁寧に磨き上げられた大理石の清涼な香りと、少しだけひんやりとした都会の空気だった。スーツケースのキャスターがタイルを叩く「カタカタ」という乾いた音が、高い天井に反響して、まるで小さな打…

4月 friends U
11

朝のカレーの湯気と、まだ眠そうな君の顔

5年後の私たちへ。コンビニの袋を分け合い、地図の読み方でくだらない言い合いをしたあの春。目的地とは真逆へ歩いたけれど、その迷路のような時間さえ心地よかった。熊本の桜が散る速度に焦っていた、あの不器用で愛おしい季節を思い出して。…

5月 couple U
13

カーテンの隙間から、同じ夜を眺めていた

君が少しだけ背伸びをして、窓の隙間から外を覗き込んだ。 「うん、たぶん。雲に隠れてるけど」 僕はルームキーをテーブルに置く。カチッ、という小さな金属音が、静まり返った部屋に心地よく響いた。 「本当かな。もしかして、私たちの都合よくそこにいて…

6月 couple U
22

雨の日の傘が、少しだけ狭かった

「もう、ここでいいかな」 君がそう言って、雨粒を弾きながら濡れた傘をゆっくりと閉じた。ロビーに足を踏み入れた瞬間、外の重たい湿気とは対照的な、乾いたリネンのような清潔な香りと、どこか懐かしい静寂が僕たちを包み込む。 「うん、いいと思う」 僕…

7月 family U
15

浴衣の裾が少しだけ長すぎた夜

白いタイルの上に、小さな濡れた足跡が点々と続いている。お風呂上がりで、まだ髪から水滴が滴っている次男が、窓に張り付いて「お城が見える!」と歓声を上げた。ガラスに白い息がつき、それがゆっくりと消えていく様子を、彼は不思議そうにじっと眺めていた…

9月 couple U
11

肩と肩の距離が、ちょうど十センチだった

指先に触れるプラスチックのカードキーは、少しだけ冷たくて、角が丸くなっていた。アンドコンフィホテル熊本城ビューの部屋に足を踏み入れた瞬間、まず意識したのは、空気が持っている静かな密度だった。外の喧騒を遮断した空間には、かすかに清潔なリネンの…

11月 family U
42

お味噌汁の湯気と、小さな足音のリズム

ロビーの絨毯の上に、小さなプラスチックの恐竜がひとつだけ取り残されていた。少しだけ曲がった尻尾が、誰かに忘れられた寂しさと、同時に不思議な強さを漂わせている。その姿に、旅の疲れで少しだけバラバラになった私たちの心が重なった。家族での移動は、…